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[trip]B777-300ERのFに1時間だけ座ってきた

ANAのITM-NRTと言えば以前はB777-300ER(国際線機材)が当然のように入っていました。国内線だけしかない伊丹から飛び立つ国際線機材なのでいろんな意味で異色な存在…何が面白いって「運が良ければ国際線機材のビジネスクラスに通常料金で座れる」ということに尽きると思います。それが数年前に羽田シフトによりB767インター機材になり…今に至っています。そのラストの日に乗りに行ったという思い出もあったりします。

最近はただでさえインター機材ということで座席数の少ないB767では、成田から伊丹への乗り継ぎ客をさばききれないようで、たまにB787が入るようになり、ついにB777-300ERもポツポツと復活し始めました。

ふと空席を見てみると、NH2176にB777-300ERの日がある。その次の日も…ということはうまくやればB777-300ERインター機材のビジネスクラスで日帰り成田が楽しめる、と。それも旅割で往復1.5万円!LCCか!行くしかないやろ!んでもって日帰り成田が決行されるに至ったわけです。

私は比較的スムーズにC席を確保していたものの、同行者さんは実はなかなかとれなかったらしい。これがステータスの差なのかぁ。じわーりとSFC修行をお薦めしておきました。

行きはビジネススタッガード。これもまた素晴らしい個室感でしたが、んじゃ帰りはどうするよ。同行者さんがPご飯(プレミアムクラスの御飯だけ)を注文されているということで、少し気が引けながらも余っていたポイントを投入し、プレミアムクラスにアップグレード。これはもちろん、ファーストクラスの席だけを頂けるというなんともお得なお試しができるということにほかなりません。

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ご覧あれ。国際空港・成田にたたずむB777-300ERを地上から眺めることができるこのご褒美をのような光景を。以前はPBBでの搭乗だったと思うんですけどね。B767インター機材になってからは当然のようにバス搭乗(という名の飛行機ヲタのご褒美タイム)。荷物持って上がるのはめんどくさいけれど、この光景が撮影できるとなるとそんな苦労は何のその。

そして搭乗すると、まず対面するのが8席だけ鎮座する…ファイブスターエアラインANAの誇るファーストクラスです。

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実はこのアップグレードでファーストに座るという手は以前もやったことがあったのですが、それはあくまで旧シートの時。今回は現行のANA FIRST SQUAREです。外観は角ばっててデザイン性はちょっと疑問ですが、機能性は抜群です。色んな棚があってたぶん入れてもあとで忘れて帰りそうな感じです。なんといってもシートも素晴らしく、タッチパネルのコントローラが手元にあって、ワンタッチでフルフラットへもチェンジ可能。足だけちょっと延ばしたいなぁとか、頭は少し上げておきたいなぁとか。そういった細かいニーズにもこたえてくれます。すごい。

694A9599ご飯は…国内線のプレミアムクラスのものです。それも成田便は少し様相が違っていて、和食ではなくてサンドイッチメインになるのも昔と同じです。ケータリングも海外の人が多いと考えて洋食ベースなのかもしれません。

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ちなみに父が大昔、成田-伊丹でJALで帰ってきたときはワッフルサンドが出たらしい(それを持って帰ってきてもらって帰りの車の中で食べるのが幼少時の私のお楽しみでした)

昔だったからか…良く分かりませんが父は海外出張は毎回ビジネスクラスが許可されていたらしい。役職もない20代から。今じゃ考えられないですよね。うちの会社だったら部長でもビジネスって聞いたことないもん。

さて、私が本当にこのシートで10時間以上かけて海外に行ける日は来るのでしょうか…マイルは貯まってるんだけど、ね(笑)